自分に強みなんてない、と思っていた私が「ストレングス・ファインダー」で変わったこと

2026年7月28日

「自分には、大した強みなんてない」

そう思っていませんか。

 

頑張っても頑張っても、「やっぱり自分はダメだ」という感覚が消えない。

「強みを活かして生きよう」と言われても、ピンとこない。

そんな私が、「ストレングス・ファインダー」と出会い、自分に対する見方が変わっていきました。

 

この記事では、「ストレングス・ファインダー」の概要と受け方、そして、「才能を強みに育てる方法」についてお伝えします。

特に、自己否定が強い人・発達凸凹がある人にとって、なぜこのツールが役に立つのかについても、私の体験を踏まえて説明しています。

 

※現在、テストの正式名称は、「クリフトンストレングス・テスト」ですが、この記事では、なじみのある「ストレングス・ファインダー」という名称を使っています。  

 

「ストレングス・ファインダー」とは?

 

 

「ストレングス・ファインダー」は、アメリカ最大の調査会社GALLUP(ギャラップが開発した、「才能診断」ツールです。

ポジティブ心理学の祖父と言われる「ドン・クリフトン」が作成しました。  

 

オンライン上で177の質問に答えることによって、自分では気づくことが難しい自分の「才能を見つけることができます。

なんと、世界60ヶ国以上で使われているんです。  

 

「ストレングス・ファインダー」で見つけることができる「資質(才能)」は、次のようなプロセスでしぼりこまれました。

成功者の成功要因からエッセンスを抽出したものが「資質(才能)」です。

 

成功者200万人の成功要因を調査。

5,000種類の「才能」を発見。

34種類の「資質」に分類。

 

「才能」とは?

 

Gallup社が定義し、「ストレングス・ファインダー」で見つけることができる「才能」とは、

◆自然と出てくる考え、感情、行動

◆やっているときに楽しい、やるのが得意と思えること。

◆普段、意識しなくても、やりがちなこと。  

 

そして、この「才能」を、同じ仲間だと思われるものを集めて、ひとくくりにしたものが「資質」です。

「ストレングス・ファインダー」では、34のまとまり(資質)が提示されます。

 

この「資質」を意識して使い、磨き上げていくと、「強み」になります。

Gallup社が定義するところの「才能」とは、「強みの種」

成功者は、自分の「才能」「強み」にまで磨き上げ、自分の欲しいものを手にしたとも言えます。  

 

「才能」に気づかないだけ

「才能」と聞くと、一般的には「人と比べて特別に秀でた能力」と考えがちです。

そのため、Gallup社が定義する「才能」を目にすると、「普段、無意識にやっていることが、なんで才能なの?」と、思うのではないでしょうか。

私も、初めは納得がいきませんでした。

 

ですが、「適応性」という資質が上位にある人の話を聞いたとき、考えが変わりました。

仕事が休みの日の朝に職場から電話がかかってきて、「病気で休む人がいるから代わりに勤務してほしい」と言われ、その方は「分かりました」と素早く支度をして、さっそうと出勤するとか。

当の本人は「そんなの当たり前でしょう」と涼しい顔ですが、誰にでもできることではありません。

 

「適応性」の資質が、上から20番目にある私の場合。

おそらく、急な変更に戸惑いまくり、なぜ、私が勤務しなければいけないか、事情を確認するでしょう。

そして、どうしても勤務しなければならない状況だとしても、気持ちの切り替えが難しく、重い身体を引きずって出勤するに違いありません。

 

当事者としては当たり前のようにやっていることなので、「誰にでもできる」と思いがちです。

しかし、そうではありません。

他の人から見たら、なかなかに凄いことを、平然とこなしているのです。

 

「才能」は誰にでもある

Gallup社が定義する「才能」は、「どうせ私に才能なんてないから」と思う私たちにスポットライトを当ててくれます。

「才能」とは「強みの種」。

つまり、「才能」は、誰にでもあるもの。

そして、自分の「才能」を認識し、磨きをかけていけば、「強み」へとレベルアップすることができる。

 

当たり前にできていることが「才能」なのですから、これに磨きをかければ、比較的早く「強み」に格上げすることができます。

苦手なことを克服しようと努力するより、得意なことを伸ばすほうが、成長のスピードが段違いに速いからです。  

 

自己否定強めの私がストレングス・ファインダーで変わった

 

 

自分に「才能」があるとは思えなかった私

発達凸凹がある人、自己否定が強い人は特に、「自分には才能がない」と思い込んでいることが多いです。

どうしても、自分のダメなところにばかり目がいってしまいます。

  • 発達凸凹がある人:失敗して叱られることが多いと、自分のダメなところにばかり目がいくようになる。
  • 自己否定が強い人:自分に自信がもてず、自分のダメなところに焦点を当てがち。

 

実は、私自身もそうでした。

幼いころから、他の子はやらないようなことをしでかしては、母に頭ごなしに怒られる。

しかも、1歳下の弟は出来が良く、私は弟と比較されては、いかにダメな子であるかを母から延々と責められる。

そんな私ですので、自分のダメなところばかりに目がいき、自己否定がバリバリに強い大人になりました。

 

自分に「才能」があるなんて、夢にも思いません。

能力に劣る自分を嘆くばかりでした。

 

そんな私でしたが、ストレングス・ファインダーの存在を知り、「誰にでも才能があるのなら、私にもあるかもしれない」と希望を抱きます。

大きな期待を胸にストレングス・ファインダーのテストを受けたものの、結果を見ると、自分の「才能(資質)」がつまらないものにしか見えません。

正直、ガッカリしました。

 

※「発達凸凹」とは、診断がつかないまでも、発達障害の特性をもっていることを言います。

 

「ストレングス・ファインダー」で変わった私

ですが、自己探究に励むうちに、自分の「才能」を受け入れたくなくて抵抗している部分があることに気づいたのです。

その部分が緩んでいくと、ストレングス・ファインダーの結果が違って見えてきました。

自分の「才能」が頼もしく見えるようになったのです。

 

以来、ストレングス・ファインダーの結果で得られた「才能」を意識し、「強み」として育てるような毎日を送ることで、自己否定がやわらいでいきました。

自分の「才能」をハッキリ認識できることによって、自分育てのプロセスが加速したのです。

 

発達凸凹がある人や自己否定が強い人は、自分のダメなところを改善しようと躍起になりますが、そこに最大の落とし穴があります。

前述したように、「苦手なことを克服しようと努力するより、得意なことを伸ばすほうが、成長のスピードが段違いに速い」のです。

つまり、自分の「才能」を見つけ、そこに磨きをかけていくほうが、飛躍的に成長します。  

 

「才能」を意識し、「強み」として育てていけば、生きやすさが違ってくる。

発達凸凹があっても、苦手を得意でカバーすることができるようになる。

自己否定が強くても、自分に自信をもつことができるようになる。  

 

そんなことを、私自身も実感しています。  

 

「ストレングス・ファインダー」の受け方と結果

ストレングス・ファインダーの受け方と料金

「ストレングス・ファインダー」は、以下の方法で、受けることができます。  

 

①書籍を購入し、付属しているアクセスコードを利用する。
全34の資質のうち、Top5の資質だけが分かります。
  • ジム・クリフトン、ギャラップ(著)、古屋博子(訳)(2023)「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 最新版ストレングス・ファインダー2.0」日本経済新聞出版
  • ギャラップ(著)、田口俊樹ほか(訳)「ストレングス・リーダーシップ<新装版>―さあ、リーダーの才能に目覚めよう―」(2022)日本経済新聞出版  
②ギャラップ社の公式サイトから、「クリフトンストレングス・テスト」を購入する。  
 
③スマホに「Clifton Strengths」のアプリをダウンロードし、テストを購入する。

 

②、③に関して、購入できるテストと料金は、以下の通り。  

料金は、2026年7月12日現在のものです(ここ数年で料金が変動しています)。

 

 
 
6~34の資質が分かるもの(アップグレード):7,313円(上位5つの資質が分かるテストの購入後、追加料金を払うと、6~34の資質も明らかになる)

 

所要時間と結果の表示方法

テストは、オンラインで受けます。

所要時間は、30分~60分。

 

表示される質問に「当てはまる」「当てはまらない」で答えていきます。

ただし、1つの質問には20秒以内で答えなければならず、まごまごしていると、次の質問に移ってしまう……。

「私はこっちの気がする」と、直感的にサクサク答えていきましょう。

 

また、「どちらともいえない」と回答する数が多いと、やや明確さを欠く結果となるようです。

「当てはまる」「当てはまらない」と答えるのが難しい質問があるのは事実。

ですが、思い切って選んだほうが、よりあなたの「資質(才能)」が見えやすくなります。

 

テストの結果は、強い資質から順番に表示されます。

あなたがよく使っている「資質」が上から順に並んでいると思ってください。

 

そして、「ストレングス・ファインダー」で明らかになる資質は、34あり、次の4つの領域(分野)に分かれています。

実行力

影響力

人間関係構築力

戦略的思考

 

それぞれの領域に、8~9の資質が含まれていますが、この4つの領域は、会社などの組織で目安として使うもの。

「うちの職場は、実行力の領域の資質を持っている人が少な目だな」とか。

個人で読み解く場合は、4つの領域には、それほどこだわらなくても大丈夫です。

 

「才能」を「強み」に育てる方法

 

 

「才能」は、そのまま放っておいただけでは、「強み」にはなりません。

「普通にやりがちなこと」で終わってしまいます。

 

「資質(才能)」を「強み」に育てる方法は、以下の通りです。  

 

①見つける

自分の資質を「ストレングス・ファインダー」のテスト結果から見つける。  

 

②知る

自分の資質について、詳しく知る。

自分の資質が、他の人には真似できない、素晴らしいものであることに気づく。  

 

③ふり返って気づく(成功分析をおこなう)

それぞれの資質を普段どのような場面で使っているかということに気づく。

特に、上位資質(上から8番目~14番目にある資質)に注目。

うまくいったことがあった場合、どの上位資質を使っていたかについて、ふり返る(成功分析)。  

 

④意識して効果的に使う

何かをおこなう際に、自分の資質を意識して使う。

体験を重ね、資質を効果的に使う方法を知る。  

 

⑤身につく

資質を効果的に活用することにより、良い結果が生じる。

日常生活の中で、自分の資質をくり返し活用する。

周囲からも資質を発揮することを期待される。

資質が「強み」となり、日々の生活の中で活かされる。  

 

「資質(才能)」を発見しても、使わなくては、ただの宝の持ちぐされ。

 

見つけた「資質(才能)」をくり返し使い、身につけた段階で、ようやく「強み」になるのです。

 

「自分には強みなんてない」と感じても、諦めないでほしい理由

 

「自分には才能がない」と感じる理由

ストレングス・ファインダーの話を聞いても、「自分に強みがあるとは思えない」。

ストレングス・ファインダーの結果を見ても、「こんなの才能じゃない」「ピンとこない」。

そんな風に感じる方がいます。

 

特に、自己否定が強い人、長年自分を責め続けてきた人は、「あなたの才能はこれ」と言われても、素直に受け取ることができないのです。

 

これは、あなたのせいではありません。

自己否定が強い状態では、「才能」や「強み」という概念そのものを受け入れる心の余地が生まれにくいからです。

 

それに、「こんなの才能じゃない」「強みになる訳がない」と感じる根底には、「自分はこうありたい」という切なる願いが眠っています。

幼い頃の家庭環境によって生まれた願いであるため、当たり前のように心に刷り込まれている。

そのため、その願いに気づかないまま、願いとは異なる才能に「ピンとこない」で終わってしまうことがほとんどなのです。

 

「自分には才能がない」

「結果を見てもピンとこなかった」

「自分に強みがあるとは思えない」

そんな方への具体的なご提案を、この後にお伝えします。

 

「自分には強みなんてない」―そう思っているあなたへ

まずは話してみるだけで構いません。

長い間、「自分にはたいした強みがない」と思い続けてきた。

それだけで、十分すぎるくらい頑張ってきたということです。

「もう少し、楽になってもいいかもしれない」と感じたなら、その気持ちを最初の一歩にしてください。

 

私が提供している「ストレングス×パーツ統合アプローチ」の強み発見セッションでは、Gallup認定ストレングスコーチとして、あなたの「才能」を尊重しながら、臨床心理士・公認心理師として、「こんなの才能じゃない」というあなたの気持ちにも寄り添います。

「才能を知る」と同時に、「なぜピンとこないのか」を一緒に探っていきましょう。

さらに、その奥にある「自分はこうありたい」という切なる願いに気づくことで、自己否定が少しずつ緩んでいきます。

 

👇 まずは体験セッションから(初回限定・50分・2,500円)

 

 
 

   

 

「もう少し読んでから考えたい」という方は、こちらもご覧ください。

 

※発達凸凹がある人こそ、強みを活かすことが生きやすさへの近道です。その理由を詳しく知りたい方へ。

 

※自己探究にかかる時間をショートカットするツールとして、ストレングス・ファインダーがなぜ有効なのかを知りたい方へ。

新着情報についてお知らせしています。フォローしていただけると嬉しいです。