夫婦関係に疲れ果てたあなたへ|心理療法で心を整えたら、夫との関係が変わった
「夫婦関係がうまくいかない」
「配偶者にイライラしてしまう」
そんな悩みを抱えていませんか?
そう感じてしまうのは、あなたの努力が足りないからではありません。
やりきれない思いを抱えてしまうだけの「何か」があるのです。
私もかつて、夫の言動に振り回され、結婚を後悔していた一人。
けれども、自分の心を見つめ直し、「ビリーフ(信じ込み)」を緩めていくうちに、夫婦関係が大きく変わりました。
ちなみに、「ビリーフ」とは、幼いころに作られた考え方のクセのようなものです。
今回は、私がどのようにして夫との関係を改善できたのか、そして、ハコミセラピー(心理療法)の学びを通して得られた気づきについて、お伝えします。
結婚を後悔していた日々 ― 夫婦関係が限界だったころ

夫への不満は、山ほどありました。
欲しいものを我慢できない、家事も育児も手伝わない、自分が正しいと譲らない。
無職の時期が続いても、自分が気に入らないと内定を蹴る。
せっかく採用されても、会社の決まりに従わず、契約社員に格下げされる。
私は、そんな夫に嫌気がさしながらも、息子を育てるために働き続けました。
家事も育児も、一人でこなし、孤軍奮闘するしかありません。
疲れ果て、ふとした瞬間に「私は奴隷のような存在だ」という思いが込み上げてきます。
夜に、一人でこっそりと泣く毎日でした。
離婚を考えたこともあります。
けれども、様々な事情から現実的には難しく、ただ耐えるしかありません。
どうしようもない私は、できるだけ夫とは顔を合わせないようにしながら、日々をしのいでいました。
ハコミセラピーとの出会い ― 自分の心を見つめ直す

強いストレス下で、ハコミセラピーに出合う
追い打ちをかけるように、私は、職場の人間関係で、強いストレスを感じる状況になりました。
正直、心が限界に達しましたが、夫の収入があてにできないため、仕事を辞める訳にはいきません。
「このままではいけない」と自分を奮い立たせ、自分の精神的な問題を解決しようと思い立ちます。
夫を変えることも、職場の人たちを変えることも、できないからです。
そんなとき、「ハコミセラピー ※1」という心理療法に出合いました。
※1:「ハコミセラピー」とは、マインドフルネスを用いて、無意識に優しくアクセスし、身体と心の両方に働きかける心理療法です。
私は、「ここなら何か得られる」という期待を胸に、日本ハコミ・エデュケーション・ネットワーク(JHEN)の「Beingコース」に参加しました。
そこで、マインドフルネスを使って、様々なグループワークを行っていきます。
※「ハコミセラピー」について、詳しく知りたい方は、こちらもどうぞ。
浮き彫りになったビリーフ
すると、自分の中に「ビリーフ」という深い信じ込みがあることが、浮き彫りになっていきました。
「ビリーフ」とは、幼いころに形作られた、考え方のパターンのことを言います。
私は、幼いころから、できの良い弟と比べられ、「本当にダメな子」と母に責められて育ってきました。
その経験から、「私はダメな人間だ」という信じ込みが生まれたようです。
「私はダメな人間だ」というビリーフが発動すると、ダメな自分を責め、否定することをくり返してしまい、自分に自信がもてません。
ですが、ハコミセラピーを学ぶうちに、ビリーフは、私を守るための仕組みだったことが分かってきます。
自分が悪いと思うことで、母のひどい仕打ちを肯定し、母を守る。
母の負担を減らすことで、私を愛するゆとりをもってもらいたいと願う。
自分を叱咤激励することで、立派な人間になり、母のお気に入りになりたいと願う。
つまり、ビリーフとは、幼い私が、母の幸せを願い、自分の願いをかなえるために身につけた考えだったのです。
その気づきによって、幼い私の健気さのようなものが、じわじわと感じられる。
「私はダメな人間だ」という思いが少しずつ緩んでいく。
自分を責めてきた部分が、実は、幸せになりたい気持ちだったことにも気づく。
そして、自分を否定する感じが薄まっていき、「私なりによくやっている」と思えるようになっていきました。
※「ビリーフは変えなくていい、緩めるだけでいい」という考え方について、もっと詳しく知りたい方は、こちらもどうぞ。
ここまでの話に、「まさに自分のことだ」と感じた方は、この続きを読まずに、直接お話をうかがうこともできます。
夫婦関係が変わったのは、夫ではなく「私」が変わったから

驚いたことに、私の内面が整うと、夫との関係も変わっていったのです。
以前の私は、「嫌なことが起きるのはすべて私のせい」と思っており、夫に対しても必要以上に我慢をしていました。
それに、「人の役に立たなければ価値がない」と信じ込んでいたので、あれこれと夫の世話を買って出ていたのです。
ある意味、幼少期に母との関係で学んだことを、大人になった現在でも、夫との間でくり返していたということ。
つまり、夫のわがままな言動を引き出し、増長させていたのは、私自身だったとも言えます。
けれども、ビリーフが緩んでいくと、「私が悪い」とは思わなくなる。
嫌なことは、夫に対して「〇〇が嫌だ」と明確に伝え、なぜ嫌なのかを、しっかりと説明する。
そして、夫にしてほしいことを、ハッキリ提案する。
最初は、衝突もありました。
しかし、何度も正直な気持ちを伝えるうちに、夫は次第に私の話を聞き、理解しようという姿勢を見せてくれるようになりました。
今では、休日に一緒に映画館や美術館に行ったり、長期の休みをとって旅行に行ったりするなど、穏やかな関係を保っています。
あの頃の私が今の私を見たら、きっと驚くことでしょう。
夫が変わったというよりも、私自身が「自分を大切にする」ことをできるようになったのだと思います。
その変化が、夫との関係にも自然に表れていったのです。
「ビリーフ」は悪者ではない

ハコミセラピーを学んで実感したのは、「ビリーフは敵ではない」ということ。
幼いころの私が、生き延びるために必要だった「信じ込み」に過ぎません。
ただ、大人になってもそのまま使い続けていると、現状に合わなくて、苦しみのもとになるだけのこと。
自分はダメな人間だ。
人の役に立たなければ愛されない。
嫌なことが起きるのは自分のせい。
そんな信じ込みを緩めることで、私はようやく、自分らしく生きられるようになりました。
しかも、ビリーフが緩んでいくと、人間関係も変わっていきます。
私の場合、夫が一緒に成長してくれる人だったので、関係はより良いものになりました。
あなたの配偶者が、「今のあなた」を認めてくれる人だと、関係が発展していくのです。
けれども、ときには、これまでの関係が終わることもあります。
その相手が、ビリーフにとらわれていた「過去のあなた」のほうを、好ましく思っていた場合です。
でも、関係が終わることは、悪いことではありません。
自分を犠牲にして関係を維持するよりも、自分を大切にして生きることのほうが、ずっと健やかだからです。
ただし、自分の中にあるビリーフに気づき、緩めていくプロセスは、一人で行うのが難しいことも少なくありません。
私自身も、ハコミセラピーの専門家や仲間たちの支えを受けながら、少しずつ進んでいったのですから。
一人で頑張らなくても大丈夫
夫婦関係に悩み、「変えられるのは、自分だけ」と、頭では分かっていても――。
どうすればいいのか分からず、途方に暮れることもあるのではないでしょうか。
ビリーフに気づき、緩めていくプロセスは、時間がかかるものです。
一人で見つけ出していくのが難しいとしても、決しておかしなことではありません。
まずは、話してみるだけで構いません。
長い間、一人で抱えてきた。
それだけで、十分すぎるくらい頑張ってきたということです。
「もう少し、楽になってもいいかもしれない」と感じたなら、その気持ちを最初の一歩にしてください。
私が提供している「ストレングス×パーツ統合アプローチ」では、夫婦関係の背景にあるビリーフに、一緒に丁寧に向き合っていきます。
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※何かあるたびに自分を責めてしまう根本原因について、もっと知りたい方へ。
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