夫婦喧嘩に疲れたあなた 配偶者に発達障害があるのでは?

2026年1月6日

「夫婦喧嘩ばかりで疲れた」と思っているあなた。

もしかしたら、配偶者に「発達障害」や「発達凸凹」の特徴があるのかもしれません

「配偶者と一緒にいるのがつらすぎる」と苦しんでいる人の一助になればと思い、私の体験をまじえてお伝えします。

「発達凸凹」とは、診断がつかないまでも、発達障害と同じような特性をもっていることを指します。

目次

夫婦喧嘩に疲れ果てる日々

息が詰まるような夫婦関係

「夫とは、もう、やっていけない!」

結婚1年目に、夫に対して「なんだこれ?」と違和感を覚えて以来、苦しい思いがつのっていきます。

夫に対する苦しさを、まとめてみると――。

経済的な価値観が違う

夫は、欲しいものがあると、ガマンできません。

欲しいものがある場合、計画や準備が当たり前だと思う私には、訳が分かりません。

  • 「自宅を買う」と言って引き下がらない。独身時代の私の預貯金を頭金として使ったうえ、私が働けばローンを返せると言い放つ。
  • 「車がほしい」と言って譲らない。こちらも、私の預貯金を頭金として購入する。
  • 外出中に欲しいものがあると、ガマンできない。お金が足りないと、カードローンでお金を借りて買う。

仕事に関する価値観が違う

仕事に関しても、自分が「イヤだ!」と思うと、私の説得に耳を貸さず、自己流を貫きます。

生活費を得るために、多少のガマンは仕方ないと思う私は、不安にさいなまれます。

  • 結婚6年目で仕事をクビになった後、1年を経てようやく内定が出た。でも、「前に働いていた会社より給料が低いから嫌だ」と言って、内定を蹴る。
  • 2年の失職期間を経て、ようやく正規社員として雇用された。でも、「残業代が出ないから、絶対残業しない」と言い張り、やるべき仕事をこなさない。契約社員に格下げになり、給与も半減。

自分のペースをごり押し

日常生活も、全て夫のペース。

私が意見すると、夫は大声を出し、自分の主張を押し通します。

  • 休日でも家事はほとんどせず、お願いしても「平日は仕事で忙しいんだ。休みの日はやりたいことがある」で終わり。
  • 食事は自分の食べたいタイミングで食べ、ほとんど家族と一緒に食べない。
  • 旅行や外出のプランは、自分の行きたいところを優先する。私や息子に夫と同じペースで行動することを強いる。

コミュニケーションが成り立たない

じわじわと私を苦しめるのが、夫とのコミュニケーションが成り立たないこと。

夫と話をすると、「話さなければ良かった」と後悔します。

  • 自分の話ばかりを一方的にする。
  • 私が話をすると、夫が思ったことを話し始め、結局、夫がしたい話を聞かされるはめになる。
  • 私が話しかけても、夫は興味のあることに気をとられ、私の話を聞いていない。

でも、悪人ではない

何よりツライのは、私の夫が悪人ではないこと。

  • 私の誕生日、母の日、クリスマス、ホワイトデーなどには、必ずプレゼントをくれる(結婚以来、欠かしたことがない)。
  • お酒もタバコもたしなまない。
  • 浮気をしたこともない。
  • 私をののしることもなければ、暴力もふるわない。

そのため、「夫から大切にしてもらっているとは思えない」と言っても、だれにも分かってもらえません。

知り合いに夫のことを相談しても、「夫婦の価値観が違うのなんて、当たり前じゃない」と言われておしまい。

息が詰まるような毎日です。

夫婦喧嘩ばかりなのは私のせい?

自分を責めてしまう

夫との生活に疲れ果てた私が、夫と話をしても、ひたすらに平行線。

夫は自分の主張を声高にくり返すばかり。

こちらの言うことは、まったく伝わらない。

もう、うんざり!!!

話し合いのつもりで始まったやり取りが、毎回、夫婦喧嘩に発展してしまいます。

私が消耗するだけで、何のメリットもありません。

結婚して数年が経つと、夫に対する愛情など、消え失せてしまいました。

私が人間として出来が悪いから、

夫のことを理解できないし、

夫のような人としか結婚できないのか。

気もちの行き場がなくて、自分を責めてしまう。

苦汁の日々。

そんな思いを抱えているのは、私だけでしょうか?

離婚したくても離婚できない

「そんなにダンナが嫌なら、離婚したらいいのに」

私の状況を知ったら、そうアドバイスしたくなる人もいるはず。

でも、離婚したい思いが強くても、そう簡単に離婚できる人ばかりではありません。

私の場合。

離婚したいということは、夫に何度も伝えています。

でも、夫が離婚に応じる様子がみじんもない。

夫に黙って家を出たとしても。

夫が、あらゆる手を使って、地の果てまで追ってきそうなほど、私に執着している。

とどめは、息子の言葉。

息子が小学校高学年のとき、夫と離婚したい旨を息子に伝えたときのこと。

息子も、夫にガミガミ言われて、ぶちギレることがあったので、私に同意してくれると思っていたのに。

お母さんは一人でも生きていける。

でも、お父さんは、一人では生きていけない。

お父さんのこと、バケモノって思うことあるけど、俺はガマンできるよ。

結局、離婚に踏み切れない。

私とは違う理由で、離婚を躊躇する人もいるのではないかしら。

たとえば、子どもが小さい、経済的な不安がある、世間体が悪い、などなど。

離婚するには、結婚するときの10倍のエネルギーが必要って、ホントだわ。

「発達障害」の知識は配偶者を理解する糸口になる

夫婦関係にトラブルをもたらす「発達障害」の特徴

行き詰まった私の意識を変えたのが、「発達障害」についての知識

「発達障害」の診断がつかなくても、発達障害の特徴をもつ人がいて、「発達凸凹」などと呼ばれているのです。

他に、「発達障害グレーゾーン」「発達の偏り」と言われることも。

ちなみに、「発達凸凹」の特徴+「生活に支障が出る」=「発達障害」の診断、となります。

私の夫は、「発達凸凹」だったのか!

ひと筋の光がさすように、夫を理解する糸口が生まれました。

発達障害(発達凸凹)とは

「発達障害(発達凸凹)」は、もって生まれた脳の特性。

病気ではありません。

「個性」とか「個体差」といったほうが適切です。

別の言い方をすれば、「発達障害(発達凸凹)」のある人は、「少数派の種族」

多数派とは違った価値観、文化の中で暮らす人々、とも言えます。

そのため、「発達障害(発達凸凹)」がある配偶者と一緒に暮らすと、カルチャーギャップで混乱してしまうのです。

文化や風習が全く異なる国の人と国際結婚したような感じ。

発達障害の特徴

「発達障害」は、特徴によって、いくつかに分類されています。

そのうち、対人関係、つまり、夫婦関係でトラブルを起こしやすいのが、以下の2つ。

注意欠陥・多動症(ADHD)

  • 注意力にばらつきがある(次々と注意が移る、ボーっとしている)
  • 多動(多弁)
  • 衝動性が高い(思い立つと行動している)

自閉スペクトラム症(ASD)

  • 人と関わることがあまり得意ではない(相手の気もちやその場の状況を察することが苦手)
  • こだわりが強い(急な変更が苦手)
  • 興味や行動が偏っている(過集中、興味のあることしかやらない)

「発達障害(発達凸凹)」の特徴と「カサンドラ症候群」

夫の発達凸凹の特徴

私の夫の特徴を整理してみました。

私の夫は、

「注意欠陥・多動症(ADHD)」

「自閉スペクトラム症(ASD)」

その両方の特性をもち合わせている

「発達凸凹」

私の夫の「注意欠陥・多動症(ADHD)」の特徴

  • 興味があることに次々と注意が移っていく(注意の問題)
  • 欲しいものがあるとガマンできない(衝動性)
  • 一方的に話をするうえ、話があちこちに飛ぶ(注意の問題、多動、衝動性)
  • 相手の話に耳を傾けることが難しい(注意の問題、衝動性)

私の夫の「自閉スペクトラム症(ASD)」の特徴

  • 自分が心に決めたことがあると譲れない(こだわり)
  • 興味のないことには関心を示さない(こだわり)
  • 自分のペースで行動し、相手に合わせることが難しい(対人相互作用の障害、対人コミュニケーションの障害)
  • 相手の気持ちを察することが難しい(対人相互作用の障害)

あなたの配偶者にも、思い当たる特徴がありませんか。

カサンドラ症候群

夫に「発達凸凹」の特徴があると腑に落ちたとき、私は少し気持ちが楽になりました。

夫には、生まれつき「発達凸凹」の特徴があって、そのために、夫婦関係がギクシャクしていた。

私は悪くない。

夫も悪くない。

あとは、「発達凸凹」の特徴を把握して、対策を練ればいい。

そうは言っても、一番ツライのが、気持ちを理解してもらえないこと。

「自閉スペクトラム症(ASD)」の特徴がある人は、相手の気持ちやその場の状況を察することが苦手だからです。

実は、「自閉スペクトラム症(ASD)」もつ配偶者の言動で苦しむ状態は、「カサンドラ症候群」と呼ばれています。

「カサンドラ症候群」に関する本は、何冊も出ています。

「発達障害(発達凸凹)」の特徴をもつ配偶者を理解し、対策を練る際に、参考になりますよ。

しかしながら、「配偶者には発達障害(発達凸凹)がある」と認識しても、夫婦喧嘩が絶えないという場合。

別の問題がひそんでいるのです。

夫婦喧嘩の背景に「ビリーフ」があった

私自身、「夫には発達凸凹があるんだから、仕方ない」と割り切るまで、かなりの時間がかかりました。

私にも、夫にも、各々の「ビリーフ(信じ込み)」があり、相手の言動を受け入れることが難しかったからです。

「ビリーフ」は、幼少期から身につけてきた「考え方のパターン」。

「価値観」とも言えるかもしれません。

「ビリーフ」は、親との関係や、親に言われたことをもとに、作り出されます。

また、世間の常識、学校教育などからの影響もあるかもしれません。

基本的には、自身が生き抜くために身につけた「考え方のパターン」であり、悪いものではありません。

ですが、「ビリーフ」に縛られてしまうと、柔軟な対応ができません。

配偶者の「発達障害(発達凸凹)」を受け入れることができない背景には、この「ビリーフ」が存在しています。

「ビリーフ」は、だれにでもある

「ビリーフ」なんて言われると、とんでもないものを想像してしまいますよね。

でも、「ビリーフ」は、だれにでもあり、一見すると、真っ当なものがほとんどです。

私のビリーフ

たとえば、夫婦関係に関連する私の「ビリーフ」は、こちら。

  • 夫婦は仲むつまじく、お互いをいたわり合って暮らすものである。
  • 夫が、一家の大黒柱として、家計を支えるべきである。
  • 妻は、夫を立て、家族のために尽くさなければならない。
  • 家族の幸せのために、家族団らんの時間を大切にしなければいけない。
  • 子どもは3歳まで、母親のもとで育てたほうが良い。

私の「ビリーフ」を見て、「世間の常識に近い」と思った方、多いのではないかしら。

かなり、昭和のニオイがするんですけどね……。

私の母は、良く言えば、常識人であり、悪く言えば、常識に縛られた考え方の持ち主でした。

私の場合、母から授かった「ビリーフ」であるため、実践したいと願っていたのです。

夫のビリーフ

一方、夫の「ビリーフ」は、こちら。

  • 夫婦は気を許した関係なので、自分が思ったことは何でも言って良いし、何でもして良い。
  • 夫婦は、一緒に行動し、一生添い遂げなければいけない(合わせることを相手に強いる)。
  • 家では自由に振舞って然るべき。
  • 家事はやりたい人がやればいい(自分はやりたくないから、やらない)。
  • 休みの日は自分のやりたいことをやる。

私の夫は、自己中心的な考えが目立ちます。

実は、夫の母(義母)も、夫以上に濃いめの「発達障害(発達凸凹)」がある人であり、言動はかなり常識外れ。

そのため、私の夫は、「常識的な夫婦の在り方」がピンとこないのです。

結果として生じる平行線

「ビリーフ」が異なるため、私と夫は、話し合いを重ねても平行線が続きます。

しかも、互いに自分の考えが正しいと信じているため、自分の思い通りにならない相手に腹が立つばかり。

価値観の違いとも言えるかもしれません。

でも、お互いに妥協できないと、苦しみが増すばかりです。

「自閉スペクトラム症」は「ビリーフ」を強める

「自閉スペクトラム症(ASD)」の特徴をもっている人の場合、「ビリーフ」の力がより強固になります。

その特徴の1つに、「こだわりの強さ」があり、急な変更が苦手。

そのため、だれに何を言われようと、自分の考えが正しいと主張し、決して曲げようとしません。

実は、私自身も、夫ほど顕著ではないものの、「自閉スペクトラム症(ASD)」の特徴をもつ「発達凸凹」

相手の気持ちやその場の状況を、それなりに察することはできますが、間の抜けた行動を取りがちです。

もう、お分かりですよね。

「ビリーフ」「自閉スペクトラム症(ASD)」の組み合わせをもつ、私たち夫婦。

互いに一歩も譲らず、話し合いは激しい夫婦喧嘩へと発展し、血みどろの戦いとなるのです。

もし、あなたが「定型発達(発達障害などがない)」か、「発達凸凹の傾向が薄め」である場合。

あなたの「ビリーフ」を見つめ直し、別の考え方ができないか、検討してみましょう。

「発達障害(発達凸凹)」がある配偶者は、その特徴ゆえに、自分を見つめ直すことが苦手です。

まずは、動きやすい人から動くというのが、テッパン。

などと言いながら。

私自身、自分の「ビリーフ」をゆるませることが、あり得ないほど、難しかったのです。

私には、さらなる根深い要因がひそんでいました。

「幼少期の傷つき」が夫婦喧嘩に油を注ぐ

「幼少期の傷つき」が「ビリーフ」を歪ませる

私のビリーフと幼少期の傷つき

私の心の根底には、「何をやってもうまくいかない」という、極端に歪んだ「ビリーフ」があります。

合理的に考えれば、「誰でも、うまくいくときもあれば、うまくいかないときもある」、なのですけれど。

私自身、小さい頃から、母に頭ごなしに怒られ、他の兄弟と比較されて育ちました。

そのため、「何をやってもうまくいかない」と信じ込むようになったのです。

なんせ、母の最期の言葉が、「ナオミは、バカで、のろまで、肝心なときに役に立たない」でしたから。

「何をやってもうまくいかない」という極端に歪んだ「ビリーフ」があるところに。

夫の「発達凸凹」から生じる、やや個性的な言動が現れると。

「私は、何をやってもうまくいかないから、夫にもないがしろにされるんだ」という考えが発動!!

傷つきと怒りで我を忘れます。

私を傷つける夫を「敵」と認識し、「発達凸凹があるんだから」などと考えるゆとりは、どこへやら~。

夫と闘うか、逃げて引きこもるか、どちらかになってしまいます。

夫のビリーフと幼少期の傷つき

一方、夫には、「人からバカにされてはいけない。だから、間違ってはいけない」という、極端に歪んだ「ビリーフ」があります。

このビリーフも、合理的に考えれば、「誰でも、間違うこともあれば、間違わないこともある」、なんですけどね。

夫の母(義母)は、常識外れな言動を取るほどの「発達障害(発達凸凹)」の特徴がある人。

そのせいか、夫は、父親(義父)が蒸発した家庭で育ちました。

経済的にかなり厳しく、友だちから「貧乏人」とバカにされてきたとか。

夫は、歯を食いしばって生きる中で、「間違いを起こしてはいけない」と信じ込むようになったのです。

「間違ってはいけない」という、極端に歪んだ「ビリーフ」があるために。

私が夫に対して、行動を改善してほしいと提案すると。

「オレは、常に正しい行動を取っているのに、それを否定するなんて、けしからんという考えが発動!!

傷つきと怒りで我を忘れ、防御という名の攻撃に転じます。

激化する夫婦喧嘩の根底にあるもの

「幼少期の傷つき」によって、

「ビリーフ」が極端に歪んでしまう。

つまり、極端に歪んだビリーフが、夫婦喧嘩の炎に油を注ぐように、相手の言動に対する傷つきと怒りを増幅させていたのです。

極端に偏った「ビリーフ」は「セルフイメージ」も歪ませる

「何をやってもうまくいかない」とか、「間違ってはいけない」といった、極端に偏った「ビリーフ」

こうした極端に偏った「ビリーフ」は、偏った環境で育つことで身についていきます。

偏った環境とは、少数派が過ごす環境。

たとえば、

  • 暴力や暴言が日常茶飯事である家庭環境
  • 愛されたという実感や安心感をもちづらい親子関係
  • 独特な価値観をもつ家庭や地域で育つ
  • 学校などでのいじめられ体験

そして、極端に偏った「ビリーフ」を抱えて生活していると。

自分自身に対するイメージ、つまり、「セルフイメージ」も極端に偏っていき、理不尽なほどに歪んでいきます。

極端に偏ったセルフイメージの種類

「極端に偏ったセルフイメージ」は、「自己否定的なセルフイメージ」「尊大なセルフイメージ」に大別されます。

自己否定的なセルフイメージ

自分はダメな人間だ、自は生きる価値がない人間だ、など

その傾向が強くなると、うつ病などの精神疾患や、さまざまな依存症、パーソナリティ障害を発症するリスクが高まります。

私は、かろうじて発症してはいないものの、このタイプ。

尊大なセルフイメージ

自分は絶対的に正しい人間だ、自分以外はみんなバカ、など

その傾向が強くなると、自己愛性パーソナリティ障害(自己中心的なものの見方をするパーソナリティ障害の一種)になる人もいます。

夫は、かろうじて発症してはいないものの、このタイプ。

ちなみに、尊大なセルフイメージの裏にあるのは。

「どうせ自分なんて……」という、卑小なセルフイメージ

卑小なセルフイメージを抱えていると、つらくてやりきれません。

そのため、無理やりなかったことにしようとして、尊大なセルフイメージが生まれるのです。

極端に偏ったセルフイメージが夫婦喧嘩を激化させる

いずれにしても、「極端に偏ったセルフイメージ」をもっていると。

自分自身を客観的に評価することが難しくなるので、身近な人の言動で自分の価値を判断しようとします。

そのため、相手の言動が自分の思い通りにならないと、自分を否定されたように感じてしまう。

しかも、深い傷つきと激しい怒りで我を忘れ、夫婦喧嘩が激化する。

いつしか、夫婦喧嘩が、「自分の尊厳を守るための戦い」になってしまうのです。

「発達障害(発達凸凹)」は夫婦喧嘩を激化させるエッセンス

「何をやってもうまくいかない」とか、「間違ってはいけない」といった、「極端に偏ったビリーフ」

「自分はダメな人間だ」とか、「自分は絶対的に正しい人間だ」といった、極端に偏ったセルフイメージ」

それらに加えて、「発達障害(発達凸凹)」の特徴も、あわせもっている場合。

夫婦喧嘩は、あり得ないほど、激しくなります。

もはや、「発達障害(発達凸凹)」は、夫婦喧嘩を激化させるエッセンス。

「発達障害(発達凸凹)」の特徴をもつ人は、相手の気持ちを察することや、自分自身を客観的に見ることが苦手だからです。

私も、穏やかな心境でいるときは、何とかなります。

でも、疲れているときや感情的になっているときは、ちょっと難しい。

夫は、そもそも、大の苦手。

「極端に偏ったビリーフ」

「極端に偏ったセルフイメージ」をもっている人に、

「発達障害(発達凸凹)」の特徴が加わると。

相手の些細な言動に対して、自分を否定されたように感じやすい。

もはや、自分の尊厳を守ることに、死にものぐるい。

しかも、自分も含めたその場の状況を、冷静に、かつ、客観的に見ることが、難しい。

そうしたら、もう、血で血を洗うような争いに発展する道しか、残されていない!

自分たちだけで取り組むのは大変

あなた自身、あるいは、あなたの配偶者が、「極端に偏ったビリーフ(信じ込み)」「極端に偏ったセルフイメージ」「発達障害(発達凸凹)」の持ち主であるなら。

二人の努力だけで、夫婦関係を改善しようとするのは、限界があります。

第三者、できれば、専門的なサポートがあるほうが望ましいです。

私自身も、夫婦関係の悩みを一人で抱え続けて限界を感じ、専門的なサポートを受けながら、自分の心を整えていきました。

「まずは、動きやすい人から動く」が鉄則です。

夫婦関係の改善に向けて

私たち夫婦が、激しい夫婦喧嘩のエンドレス・ループから脱したのは。

私の「ビリーフ」がゆるみ、「ほどほどのセルフイメージ」をもてるようになったからです。

ちなみに、私の場合。

夫婦カウンセリングに行ったものの、夫は「こんなもの、役に立たない!」と言い張り、1回で中断。

そこで、私は「私自身のレベルが上がれば、夫が私の人生から振り落とされるかもしれない」と奇妙な期待を抱き、自己探究に励んだのです。

初めは、夫と離別することを願って励んだ自己探究でしたが―ー。

私自身の「ビリーフ」がゆるみ、「ほどほどのセルフイメージ」をもてるようになると、夫婦関係の改善ポイントが見えてくるようになったのです。

私の変化に応じて、夫の態度が軟化していき、今では、それなりに穏便に過ごしています。

つまり、夫婦関係の改善には、問題が生じているところを把握し、1つ1つ対処していけば良いのです。

どのぐらいの時間がかかるかについては、個人差はありますが、取り組んだ分だけ、前に進めます。

「極端に偏ったセルフイメージ」をゆるめる

あなたが、「極端に偏ったセルフイメージ」をもっている場合。

その根本にある「極端に偏ったビリーフ」をゆるめていきましょう。

あなたが「極端に偏ったビリーフ」をもっているのは、あなたが偏った環境で育ったからです。

あなたが悪いのではありません。

そして、あなたは、偏った環境で、たくさんの傷つきを体験しています。

人から傷つけられた体験です。

そのため、「人から傷つけられることなく、サポートされる体験をすること」が、心の傷を癒すことにつながります。

自助グループへ参加したり、カウンセリングを受けたり。

第三者のサポートを借りて、自分の心の傷を癒していくと。

極端に偏った「ビリーフ」も、「セルフイメージ」も、ゆるんでいきます。

もし、あなた自身や配偶者に、精神疾患やパーソナリティ障害の傾向が見られる、身体に何らかの症状が出ているという場合。

医療機関にかかるのが得策です。

配偶者を優先的に医療機関につなげたくなりますが、配偶者に困り感があるときに限られます。

特に、自己愛性パーソナリティ障害の特徴を有する人は、困り感が全くない。

そういう人は、基本的に、困ったことは全て周りのせいにします。

配偶者に困り感がない場合は、まず、あなたが、自分らしさを取り戻す時間と場所をもちましょう。

夫婦関係に影響する「ビリーフ」をゆるめる

あなたが、「ほどほどのセルフイメージ」をもっている、あるいは、もてるようになった人である場合。

夫婦関係に影響する「ビリーフ」を見つめ直してみましょう。

真面目な人ほど、「世の中の常識」「親などの大人からの教え」を忠実に守ろうとします。

でも、あなたの「ビリーフ」は、本当に大切な考えでしょうか。

私の場合、「その考えが、生命に関わるほど大切なものか」という視点で、自分の「ビリーフ」を見つめ直すようになりました。

すると、大抵の「ビリーフ」は、それほど重要ではないかもしれない、と思えてきます。

とはいえ、私の場合、もともとが世の価値観に縛られない、いい加減な性格。

ただ、そのいい加減さが、母の逆鱗に触れ、母から嫌われていたのよね。

母のお気に入りになりたくて、母の価値観を取り入れていただけかもしれません。

自分らしさを取り戻すと、夫婦関係に影響する「ビリーフ」は薄くなっていきます。

私は私なりの、あなたはあなたなりの納得がいく、ほど良い着地点を見つけていけば良いのです。

配偶者の「発達障害(発達凸凹)」に応じた対応を行っていく

あなたが、ほどほどの「セルフイメージ」「ビリーフ」をもっている、あるいは、もてるようになった人の場合。

配偶者の「発達障害(発達凸凹)」の特徴に応じて、対策を練っていきましょう。

「発達障害(発達凸凹)」の特徴がある人は、基本的に、正直者で、裏表がありません。

こちらが誠実に対応していけば、ゆっくりではありますが、行動を変えてくれます。

とはいえ、こちらが望む速度では変わらないので、長~~~~い目で見ていきましょう。

また、夫婦のタイプが違い過ぎる、どうしても譲り合えない、一緒に暮らすのは無理、というとき。

別居や離婚を考えてみましょう。

それまで、あなたは十分に頑張ったのですから、自分を大切に。

一度きりの人生です。

思ったように生きてみましょう。

配偶者に「発達障害(発達凸凹)」の特徴がある場合、一緒に暮らすとへこたれることが多いし、夫婦喧嘩も多くなります。

でも、「発達障害(発達凸凹)」だけで、夫婦関係が壊滅的なものになることはありません。

ほかの夫婦に比べると時間はかかります。

それでも、お互いの「特徴(個性)」や「考え方のパターン」を知り、工夫を重ねながら、生活していけばいいのです。

もし、

  • 頭では分かっているのに気持ちが追いつかない
  • 一人で考えていると、また元の思考に戻ってしまう
  • 「自分を責めるクセ」から抜けられない

そんな状態に心当たりがあれば、

一度、個別にお話を伺っています。

まずは、今の状況や思いをそのまま話していただくだけで大丈夫です。

同じような体験をしてきた立場から、

現状を一緒に整理する時間になることを願っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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