配偶者を選んだことを後悔しているあなたへ|親との関係と自分自身の切なる願い

2026年8月1日

「なんで、こんな人と結婚してしまったんだろう」

そんな後悔が頭をよぎったことはありませんか。

 

そう感じてしまうのは、あなたの見る目がなかったからではありません。

もっと深いところに「特別な理由」が隠れているのです。

 

結婚して以来、夫の言動に振り回され、ツライ思いを重ねてきた私。

「配偶者選びに失敗した」と後悔するばかりでしたが――。

私自身の母との関係、そして、そこから生じた切なる願いが、配偶者選びに影響していることに気がつき、ハッとしました。

気づきを得ると、私の中の幼い子どもが、一生懸命に人生を模索しているんだなあと感じられ、自分を応援したくなったのです。

 

今回は、配偶者選びに影響を与えるものと、気づきを得ると気持ちが楽になることについて、お伝えします。

 

配偶者選びに失敗したと、後悔するばかりだった私

 

 

なんで、こんな人と結婚してしまったんだろう。  

 

結婚生活に疲れ果て、離婚したいと思いつめていた私。

夫が頑として離婚に応じないため、苦しい思いを重ねていきました。  

 

何と言っても、つらいし、不安になるのが、経済的な困窮。

私の夫は、欲しいものがあるとガマンできません。

場合によっては、私の収入をあてにして、欲しいものを手に入れていきます。  

 

仕事でも、夫は、自己流を貫き、他者の言葉に耳を貸しません。

そのせいで、無職の期間が2年も続いたり、契約社員に格下げになって給与が半減したり。  

 

日常生活も、夫は、自分のペースや考えをゴリ押し。

私が意見すると大声を出し、夫自身の意見を押し通します。  

 

しかも、夫とは、言葉のキャッチボールが成り立ちません。

夫は、自分の言いたいことを一方的に言い募るだけ。

私が話しても、夫は、聞いていなかったり、全く違う話を始めたり。  

 

自分が夫を配偶者として選んだことを、何度、後悔し、自分を責めたたことか。  

 

そんな私でしたが、夫を配偶者に選んだことについて、目からウロコが落ちるような気づきを得たのです。

 

配偶者選びに影響する親との関係

 

 

親に似た特徴をもつ配偶者を選んでしまう

親との間に「愛着」の問題がある場合、親と似たような相手と結婚しがち。

親の姿を配偶者に重ねて、親がしてくれなかったことを配偶者にしてもらおうとする。

でも、結局、してもらえないから、傷つきを重ねてしまうんだよね。  

 

臨床心理士でもある、光元和憲先生の勉強会に参加していた際。

光元先生のコメントを聞いて、私はハッとしました。  

 

これって、私のことじゃないの!  

 

ちなみに、「愛着」とは、幼い子どもが、自分の世話をしてくれる大人との間に、心理的な結びつきを築いていくこと。

「愛着」が形成されると、子どもの中に、「自己肯定感、他者に対する信頼感、自分を取り囲む世界に対する安心感の基礎となる感覚」が育まれます。  

 

一方、何らかの事情で、自分の世話をしてくれる大人との間に、きちんとした「愛着」を築くことができなかった場合。

子どもは、情緒不安定になりやすく、対人関係にも問題が生じやすくなります。  

 

私の母は、私が幼いころから、私を頭ごなしに叱りつけ、私の気持ちをないがしろにするような言動をくり返していました。

母には母の事情があり、長子である私に気持ちをぶつけないと、やりきれなかったのかもしれません。

ですが、私は、母との間に「愛着」を築くことが難しくなっていたのです。  

 

改めて考えてみると、似ても似つかないと思っていた夫と母に、共通点があることにも気づきました。

  • 「○○すべき」という強い信念をもっており、全ての人がそうあるべきだと思っている。
  • 自分の思い通りにならないことがあると、相手に対して腹を立てる。
  • 自分の考えは正しいと信じており、他者の意見に耳を貸さない。

 

私は、母に対して、「自己中心的で、怒りっぽく、頑固なところを変えてほしい」と願っていた。

でも、母が自分の在り様を変えることは、かなり難しい。

だから、母の代わりに、夫に変わってもらって、私の切なる願いをかなえたかったんだ。  

 

そうした気づきが、私の中で広がっていきました。

 

※「私は選ばれない人間だ」という信じ込みの根本原因について、もっと知りたい方は、こちらもどうぞ。

 

発達凸凹(発達障害)の配偶者を選んでしまう   

親が暴力をふるう家庭で育った女性は、自閉スペクトラム症(ASD)※1 の男性と結婚しがち。

ASDの人は、他人にあまり関心がないから、暴力もふるわない。

だけど、ASDの人とは、コミュニケーションが成り立たないから、苦しい思いをするんです。  

 

※1:自閉スペクトラム症(ASD)とは、発達障害の一種で、「コミュニケーションがうまく取れない」「人との関わりが苦手」「こだわりがある」といった特性があります。

 

あるオンデマンドの研修会で、精神科医の杉山登志郎先生の話を聞いたとき。

私は、またまたハッとしました。  

 

ドンピシャじゃないけど、これって、私のことだ!  

 

夫との結婚を決めた際、「この人は、私を裏切らない」と感じたことを思い出しました。

発達障害や発達凸凹※2がある人は、気持ちの裏表がありません。

また、ASDの傾向をもつ人の場合、臨機応変に他者と関わっていくことも苦手。

つまり、関係する人たちを器用にだましながら、浮気や不倫をすることが得意ではないのです。  

 

私は、「母から選ばれない」という体験を重ねてきました。

母は、私が幼いころから、私の弟や妹ばかりをかわいがっていたからです。

そのため、「私は選ばれない人間だ」と信じ込んでいました。  

 

私は、夫の裏表のないところ、対人関係に不器用なところに、安心感を覚えたんだ。

つまり、私だけを選んでくれる人を、心から求めていたのね。  

 

遅ればせながら、そのことに気づいたのです。  

 

ただし、これらは、あくまで一つのパターンです。

全ての人に当てはまる訳ではありません。

自分自身の配偶者選びに何が影響しているかは、時間をかけて、ひも解いていく必要があります。

 

※2:「発達凸凹」とは、診断がつかないまでも、発達障害の特徴をもち、得意なことと苦手なことの差が大きいことを言います。

 

自分の中にある願いに気づくと、気持ちが楽になる

 

 

私の内側を丁寧に探っていくと、切なる願いを抱えていたのは、私の中にいる幼い子ども。

インナーチャイルド(傷ついた子ども)と呼ばれる存在でした。

 

その子の思いを言葉にすると――。

ママの代わりに、ママそっくりなダンナさんに、優しい人に変わってもらいたい。

そして、私だけを選んでほしい。  

 

その子の切なる願いを知ると、「夫を配偶者に選んだことにも、大切な意味があったんだなあ」と、胸打たれる気持ちになりました。  

 

それまでは、夫と結婚したことを後悔し、夫を配偶者に選んだ自分を責めるばかりだった私。

自分の中にあった切なる願いに気づいたことで、自分を責める気持ちが弱まってきました。

すると、ふっと気持ちが楽になり、夫との関係を変えていこうという意欲が生まれたのです。  

 

私の中の幼い子どもが、一生懸命に人生を模索している。

それなら、その子の願いをかなえてやろうじゃないの!!  

 

私なりに、あれこれ考え、試行錯誤をくり返した結果。

かつては、あんなに偏屈だった夫が、「ごめんね」と謝ったり、私のお願いを聞いてくれたりするようになりました。  

 

一見すると、「自分の判断は間違っていた」と感じるような場合でも、その奥に大切な願いが潜んでいることがあります。

自分に気づくための材料は、あちこちに転がっていることを、改めて痛感した私。

偶然のような必然を大切にしていきたいと思った次第です。

 

※私自身を見つめる作業を重ねながら、夫との関係が改善していったことについては、こちら。

 

一人で頑張らなくても大丈夫

「なんで、こんな人と結婚してしまったんだろう」

そんな後悔にさいなまれることがあるかもしれません。

ですが、その選択の裏には、あなたの中の小さな願いが隠れていることもあるのです。

 

自分の中にある切なる願いに気づくには、時間がかかります。

一人で見つけ出すのが難しいとしても、決しておかしなことではありません。

 

まずは、話してみるだけで構いません。

長い間、一人で抱えてきた。

それだけで、十分すぎるくらい頑張ってきたということです。

「もう少し、楽になってもいいかもしれない」と感じたなら、その気持ちを最初の一歩にしてください。

 

私が提供している「ストレングス×パーツ統合アプローチ」では、配偶者選びの背景にあるものだけでなく、あなたの中にある切なる願いにも一緒に目を向けていきます。

 

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「もう少し読んでから考えたい」という方は、こちらもご覧ください。

 

※夫婦喧嘩に疲れ果てているあなたへ。

 

※夫婦喧嘩の底にある「切なる願い」に気づいた体験について知りたい方へ。

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