信頼できる心理カウンセラーの見極め方|苦い体験を経て気づいたこと

2026年7月23日

「信頼できる心理カウンセラーって、どんな人だろう?」

カウンセリングを受けようと考えるとき、多くの方が一度は抱く疑問です。

実は、私自身、心理カウンセラーの選び方を深く考えなかった結果、突然、カウンセリングを打ち切られるという苦い経験をしました。

その出来事をきっかけに、信頼できるカウンセラーとはどんな存在なのか、深く向き合うことになったのです。

同時に、カウンセラーとして働く私自身も、「自分はどんな在り方でクライエントと向き合っているか」を問い直す機会になっています。

ここでは、私の実体験と、心理カウンセラーとして長年、現場に関わる中で感じてきた視点から、「安心して相談できる心理カウンセラーの選び方」について、お伝えします。

カウンセリングを打ち切られた苦い体験

当時の私は、著名な心理カウンセラーのもとに、2年間通っていました。

ところが、ある日、自分の思いのたけを伝えたところ、こう告げられてしまったのです。

「あなたは病理が深い」
「私は年だから、もう対応できない」
「今日で終わりにしましょう」

青天の霹靂へきれきでした。

まさか専門家から見捨てられるとは思いもしなかった私は、強いショックを受け、自分を責め続けました。

「私が悪いんだ」
「本心を伝えると嫌われる」
「私はどこに行っても拒絶される」

その感覚は、母が弟ばかりを可愛がり、私を遠ざけていた幼少期の記憶と重なりました。

「親との関係は、他の人間関係にも持ち越される」と頭では理解していたものの、まさか心理カウンセラーに対して、同じ痛みを感じるとは思っていなかったのです。

この経験は、私の心に大きな傷を残す一方で、後に 「カウンセラー選びは本当に大切だ」 と気づくきっかけにもなりました。

※心理カウンセリングを2年で打ち切られた体験について、詳しく知りたい方へ。

依存は悪いことではない—大切なのは「依存先を増やすこと」

私は、カウンセリングを受けるまで、対人関係の不安が強く、「人と関わるのは苦手だから、人と距離を取りがちだ」という認識で自分を見ていました。

そのため、自分が依存先を求めているとは、夢にも思っていなかったのです。

ところが、カウンセリングを受けるうちに、次第に、心理カウンセラーに依存し、甘えが強まっていきました。

心のどこかで、心理カウンセラーに、母の姿を重ねていたのでしょう。

つい、「どんなことを言っても受けとめてくれるはず」と思い込み、心理カウンセラーを試すような言動をしてしまったのです。

当事者研究をおこなっている研究者、熊谷晋一郎氏の講演にて、

「自立とは、依存先を増やすこと

という話を聞き、目からウロコが落ちました。

依存そのものは、悪いことではありません。

大切なのは、様々な人、物に、場所に、ちょとずつ依存できる状態

依存先が増えるほど、一つの関係に過度にしがみつかなくても良くなり、心理的にも、社会的にも、安定するのです。

一方、依存先がたった一つしかない状態は、不安や苦しみを生む「一極依存」 になりやすい。

私の場合、カウンセリングの打ち切りは、かなりの痛みをともないました。

ですが、今では、「打ち切りのお陰で、一極依存にはまらずに済んだ」と、前向きにとらえることができています。

心理カウンセラーを選ぶときのポイント

注意が必要なサイン

カウンセラーとの関わりの中で、次のような感覚が続く場合は、一度、立ち止まって考えてみてください。

  • カウンセラーに対して、過度に崇拝する気持ちが生まれてきた
  • 「このカウンセラーなしでは生きていけない」という思いが強くなってきた
  • カウンセリング以外の居場所や支えになるもの(友人・家族・趣味など)が減ってきた
  • 自分の感じたことや違和感を、カウンセラーに正直に言いにくい
  • カウンセリングが終わっても、気持ちが楽にならない日が続く

これはカウンセラーの良し悪しの問題というより、「この関係が、今の自分に合っているか」を確認するためのサインです。

特に、相談者がカウンセラーに頼り過ぎてしまい、他の居場所やサポート資源(支えになるもの)を持ちにくくなってしまうことには、注意が必要です。

信頼できる心理カウンセラーの特徴

では、安心して相談できる心理カウンセラーとは、どのような存在なのでしょうか。

私がこれまで出会った信頼できる人たちには、次のような特徴がありました。

  • 飾らず、作った自分を見せない
  • 心を開き、双方向的な関わりができる
  • 一緒にいて安心感がある
  • クライエントを信頼してくれる
  • ジャッジせず、事実と感情を丁寧に分けて扱う
  • 自己研鑽を継続している

信頼できるカウンセラーは、クライエントが新しい居場所を見つけたり、自分の世界を広げていったりすることを、心から喜んでくれます。

「帰りたくなったら戻ってこれるけど、戻ってこなくても、それはそれでOK」と感じられるほど、安心して自立を応援してくれる存在です。

また、上述した基準は、私自身がカウンセラーとして常に自問していることでもあります。

飾らずに、無防備で、その場にいることができているか。

クライエントの自立を心から喜べているか。

自己研鑽を続けているか。

完璧にできているとは言えません。

ですが、私自身、この問いを持ち続けることを、大切にしています。

「あなたが心地よいかどうか」も重要な基準

専門家としての側面も大切ですが、実際には「相性」も非常に重要です。

「相性」とは、一緒に居て心地よく感じるということ。

これは、あなた自身が持って生まれた特性、親との関係性、育ってきた環境によって変わってきます。

たとえば、あなたは、どんなカウンセラーを心地よいと感じるでしょうか?

  • 優しく寄り添うタイプ
  • 一歩離れて静かに見守るタイプ
  • 知的で客観的に整理してくれるタイプ
  • 感情豊かにリアクションを返すタイプ
  • ユーモアがあって柔らかいタイプ

どれが正しいというものではありません。

「自分が安心できる人」を理解するほど、カウンセラー選びは、スムーズになります。

資格の有無よりも大切なもの

臨床心理士や公認心理師などの資格は、一定の専門知識がある証明になります。

私自身も資格保有者ではありますが、「資格がある=信頼できる」とは、必ずしも言い切れません。

本当に大切なのは、「その人が、どのような在り方で、相談者と向き合っているか」です。

そのための見極めポイントは、次の2つ。

出会ったときに感じる身体感覚や第六感を大切にする

自分が感じたことを、そのまま伝えてみる

誠実なカウンセラーなら、それを否定せず、丁寧に受けとめてくれるはずです。

「まず話してみる」が、最初の一歩

カウンセラー選びに正解はありません。

大切なのは、「一度会ってみて、自分がどう感じるか」を確かめることです。

頭で判断するより、実際に話してみたときの感覚が、最もよい手がかりになります。

私が提供している「ストレングス×パーツ統合アプローチ」では、初めての方のために体験セッション(50分・2,500円)をご用意しています。

「どんな人か確かめたい」

「相性を見てみたい」

そういった気持ちで来ていただくことを、むしろ歓迎しています。

セッション後に、続けるかどうかを決めていただければ十分です。

無理な勧誘は一切いたしません。

「もう少し、楽になってもいいかもしれない」と感じたなら、その気持ちを最初の一歩にしてください。

👇 まずは体験セッションから(初回限定・50分・2,500円)

「もう少し読んでから考えたい」という方には、こちらもご覧ください。

※カウンセリングを受けても変われなかった経験がある方へ。その理由と、特性に合ったアプローチについて。

※カウンセリングを受ける前に、自分の苦しさのメカニズムを知りたい方へ。

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