自責の念が激しくて対処しきれないとき|身体を使ってエネルギーを放出したら楽になった
自責の念が激しすぎて、苦しい思いにさいなまれる。
何とか自責の念を鎮めようとトライしても、おさまる気配がない。
そんな風に、どうにも対処しきれなくなったことはありませんか。
そういうときは、あなたの対処の仕方が悪いのではなく、自責の念のエネルギーが、それだけ大きいのかもしれません。
私自身、これまで重ねてきたセルフケアでは対処しきれないほど、自責の念が激しくなったことがあります。
そんなときに助けになったのが、そのエネルギーを、身体を使って放出するという方法でした。
今回は、自責の念が激しくて対処しきれないときに、身体を使ってエネルギーを放出して楽になった、私の経験についてお伝えします。
自責の念が激しくて対処しきれない

自責の念が大騒ぎを始める
能力のない自分が許せない!
職場の新しいスタッフに引け目を感じることについて、自己探究を進めていくうちに――。
私の心の中にいる、負けん気の強い子ども(内なる子ども:インナーチャイルド)が、大騒ぎを始めました。
私が、長年にわたる自己探究の末、たどりついたのが、「心は集合体」という認識。
心はいくつもの部分(パーツ)で作られているという考えです。
※「心は集合体」という認識について、詳しく知りたい方は、こちらもどうぞ。
私の場合、心の中に8つの部分があることに気がついたのですが、そのうちの1つが、負けん気の強い子ども。
その負けん気の強い子どもにスイッチが入ってしまったようで、どんな言葉をかけても、怒りがおさまりません。
ものすごい勢いで、私を罵倒してきます。
そもそも、あんたがちゃんと頑張らないから、こうなっているんでしょ!!
血ヘドを吐くぐらい頑張らなくちゃダメだってこと、なんで分かんないの!!
そんなんだから、いつまでたっても、ダメなままなんだよ!!
すると、私の心の中にいる傷ついた子どもが、激しく悲しみ出します。
私はやっぱり要らない子なんだ。
もう、心の中が苦しくて、やりきれません。
自責の念の背景にあるもの
私は、幼いころから、出来の良い弟と比較され、いかにダメな人間であるか、母に罵倒される日々を送ってきました。
それだけならまだしも、成長するにつれ、母の言動を自分の中に取り入れてしまったのでしょうね。
幼いころに類似した状況を目の当たりにすると、思わず、自分を激しくむち打ってしまいます。
弟のように出来の良い人が、新しいスタッフとして職場にいる。
母が弟をひいきするように、職場の人たちが新しいスタッフに信頼を寄せる。
負けん気の強い子どもは、私の中にある「自責の念」の一要素。
自己探究を重ね、さまざまな対応策を考え、実践してきてはいるのですが。
今回は、自責の念の怒りが激しすぎて、これまでの方法では対処しきれませんでした。
※負けん気の強い子ども(自責の念)については、もっと知りたい方は、こちらもどうぞ。
自責の念をエネルギーとして放出してみる

困った私は、阿部優美さん(JHENの運営者)に助けを求め、個人セッションを受けました。
「ハコミセラピー ※1 」を用いて、自己探究をおこなっていきます。
※1:「ハコミセラピー」は、マインドフルネスを使って、心と身体の両方に働きかける心理療法です。「ハコミセラピー」について、もっと知りたい方は、こちらもどうぞ。
「なおなお」に意識を向ける
目を閉じて、ゆっくり深呼吸をしながら、心の中にいる負けん気が強い部分に意識を向けていきます。
私が「なおなお」と名前をつけている、8~9歳ぐらいの女の子。

「なおなお」は、秀でた能力をもっていれば、母に認められると信じ込んでいる。
そのため、ふがいない自分を見ると、腹が立って仕方がない。
能力がない人間は、みじんも価値がないと怒っている。
私を叩きのめすぐらいの勢いで、こちらをにらみつけ、口汚く罵倒してきます。
私は、「なおなお」の勢いに圧倒され、手も足も出ません。
自責の念は「エネルギー」と考えてみる
すると、優美さんが言いました。
「なおなお」の言葉に耳を傾けると、心が削れてしまうから。
「なおなお」の言葉を聞くんじゃなくて、「なおなお」のエネルギーを、手を握って表現してみて。
多くの場合、「内なる子ども」の気持ちに寄り添うと、安心が広がります。
ですが、そのエネルギーがあまりにも激しいときは、言葉をじっくり聞くより、まずエネルギーを放出するほうが、心を守りやすいことがあります。
優美さんが差し出した左手を、私は自分の左手で握りました。
「なおなお」のエネルギーは凄まじく、しばらくの間、優美さんの手を、力任せに握りしめ、振り回し、暴れました。
ですが、エネルギーを放出しまくると、こときれたように、静かになりました。
静かになった「なおなお」に、優美さんの言葉がしみわたっていきます。
弟ばかりをひいきしたのは、お母さんの問題だから、「なおなお」たちが悪いんじゃないんだよ。
「なおなお」は静かになり、嵐が去ったあとのように、私の心がすーっと穏やかになっていきます。
個人セッションが終わった後、優美さんが助言してくれました。
「なおなお」のエネルギーは凄いから、まともに言葉を聞いたら、太刀打ちできなくなると思うよ。
ダンナさんに「背中合わせ」をしてもらって、エネルギーを放出してから、「なおなお」に対応してみたらいいんじゃないかな。
たしかに!
私は、「なおなお」、つまり、自責の念に対処する新しい方法を手に入れました。
エネルギーを放出する「背中合わせ」を試してみる

やはり暴れ出す自責の念
ほっとしたのも束の間。
私がうまくできなかった仕事を、新しいスタッフがやり遂げるという出来事が起こりました。
また、「なおなお」が暴れ出します。
「なおなお」の攻撃は激しく、私は精神的に追い込まれるだけでなく、お腹までこわしてしまいました。

そこで、優美さんの提案を実践することに!
夫に「背中合わせ」をしてほしいとお願いしました。
これまで、夫とケンカになりそうなときに「背中合わせ」を実践していたので、夫も慣れたもの。
しかも、職場で起きていることも、私の心の中にいる「なおなお」が大暴れして苦しくなることも、夫は知っています。
多くを説明しなくても、夫は「背中合わせ」に付き合ってくれました。
「背中合わせ」に取り組む
「背中合わせ」の方法は、実にシンプルです。
①互いの背中を合わせ、伸びをする。
②互いの背中を合わせたまま、背中を動かし、押し合う。
③互いの背中を合わせたまま、背中の温かさ、感触などをじっくり感じる。
「背中合わせ」をお願いするときは、「あなたに向けた怒りではない。自分に向かう自責の念のエネルギーを放出したいの」と先に伝えておくと、相手も安心して付き合えます。
※「背中合わせ」について、詳しく知りたい方は、こちらもどうぞ。
私は、②の段階のときに、「なおなお」の怒りをぶつけるような感じで、背中を激しく動かし、グイグイ押しました。
「おしくらまんじゅう」のような感じ。
しばらくの間、「背中合わせ」をすると、自分でもビックリするほど、気持ちがスッキリしていきました。
「背中合わせ」の効果と注意点
私の場合、自責の念は、「怒りのエネルギーの一種」だと感じています。
相手に受けとめてもらう形で、身体を動かして発散すると、怒りのエネルギーがおさまっていきました。
「背中合わせ」の効果
自分に向かう怒りのエネルギーが放出されると、自分を責めることが減っていき、その分、ゆとりが生まれます。
私は、自分が職場でどう動くかについて、少し落ち着いて考えられるようになりました。
自分を認めてもらうことにこだわらず、職場の利益が優先されるような方法を考えることができたのです。
すると、不思議なもので、私の仕事ぶりが間違っていないという事実が明らかになりました。
一見すると、新しいスタッフの働きぶりが素晴らしく見えたのですが、私の地味な関わりのほうが、相手にとって心地よいこともあるのです。
しかも、嬉しいオマケ付き。
夫と「背中合わせ」をしたら、「人としての器の大きさ」といったものが感じられました。
いつもは一方的に話しかけてきて、やり取りができない夫に、どうしてもうんざりしてしまうのですけどね。
「背中合わせ」、おそるべしです。
「背中合わせ」の注意点
効果が感じられる「背中合わせ」ですが、実際におこなう際には、注意が必要です。
まず、強い怒りや悲しみを、身体を使って出すときは、安全が大切。
相手にケガをさせたり、自分が感情に飲み込まれたりしないよう、無理のない力加減でおこない、つらさが強まるときは、いつでもやめてください。
トラウマの記憶が強い方や、感情に圧倒されやすい方は、専門家と一緒におこなうことをおすすめします。
また、相手に無理にお願いすることは、控えましょう。
自分がつらくて、誰かに助けを求めたいときは、つい、強引になってしまいがちです。
でも、そのせいで、人間関係がギクシャクしてしまっては、元も子もありません。
「背中合わせ」をしてくれる家族も、お願いできる友人も、見当たらないという場合にも、専門家のサポートが助けになりますよ。
激しい自責の念を、一人で抱えてきたあなたへ
どんなに対処しても静まらないほど、激しい自責の念。
それを、誰にも打ち明けられず、一人で抱えてきたのではないでしょうか。
まずは、話してみるだけで構いません。
激しい自責の念に、一人で向き合い続けてきた。
それだけで、十分すぎるくらい頑張ってきたということです。
「もう少し、楽になってもいいかもしれない」と感じたなら、その気持ちを最初の一歩にしてください。
私が提供している「ストレングス×パーツ統合アプローチ」では、あなたの中で激しく怒っている心の部分(パーツ)にも、その怒りの奥で傷ついている心の部分にも、一緒に向き合っていきます。
👇 まずは体験セッションから(初回限定・50分・2,500円)
「もう少し読んでから考えたい」という方は、こちらもご覧ください。
※他の人と自分を比べて、苦しくなってしまう方へ。
※自責の念や自己否定にも、自分の助けとなる役割があることについて、もっと知りたい方へ。




























